日本健康麻将協会主催・UR都市機構協力事業スタート

UR都市機構が運営する団地における居住者の高齢化

 UR都市機構が運営する団地は全国で約1700、総戸数は75万戸に及ぶそうです。
 その中でも1960~70年代に入居が始まった旧公団団地が半数を超え、65歳以上の居住者がいる団地は全体の4割以上となり、これからも居住者の高齢化が進むことが考えられています。

 この現状を受けてURでは、政府が進める「地域包括ケアシステム」の考え方に沿い、住み慣れた団地において医療・介護・生活支援のための各種サービスが受けられるよう団地の医療拠点化をすすめることを昨年、発表しました。

 

団地居住者の皆さんに健康マージャンができることを

 当協会では、UR都市機構のこのような動きを受けて、団地居住者の皆さんに貢献できることはないかと検討を始め、実際にUR都市機構を訪ね、ミーティングを重ねてきました。

 UR都市機構としても医療拠点として機能させること以外にも、より予防的な観点に立った施策に取り組むことも大切であると考えていることが分かり、当協会は、楽しみながら介護予防に貢献する健康マージャンで、団地のコミュニティ強化を目指すための事業を提案するに至りました。

 UR都市機構でも、当初より既に健康マージャンというものについて認識しており、当協会からの提案を快諾、協力という立場から健康マージャン事業を推進していくことが決定しました。


2月26日、埼玉県春日部市武里団地での健康マージャンテスト事業が開始します

 広く候補がある中で最初に候補にあがったのが埼玉県春日部市、5200戸規模のマンモス団地である武里団地でした。

 当協会は、この事業で居住者の皆さんが健康マージャンを継続して楽しみながら、団地内のコミュニティを強化すること、また、そのことが居住者の皆さんの「健康づくり・仲間づくり・生きがいづくり」につながっていくことを目指しています。

 そのため、当協会から優秀な講師でありサロン運営者を派遣するだけでなく、居住者の皆さんの中から楽しみながらボランティアスタッフとしてこの事業を支えてくれる方を育成していく方針を取る予定です。

 実際の事業は、まずはマージャン経験者対象のサロン事業が2月26日にスタート。その後3か月遅れて、4か月間の初心者教室を開始します。

 また、このテスト事業と並行して、現在次の開催地候補もいくつか挙がっており、既に検討も始まっています。

 当協会設立から30周年まであと数年。自治体・社会福祉法人に加えてUR都市再生機構のような独立行政法人との健康マージャン協働事業がスタートすることとなりました。

 健康マージャンがさらなる社会福祉貢献への一歩を踏み出したと言えるでしょう。 

 武里いきいき健康マージャンサロンポスター抜粋

                     武里いきいき健康マージャン広場テスト事業

                     主催 一般社団法人日本健康麻将協会

                     協力 UR都市機構 武里団地自治会協議会

                          ※今回の事業は埼玉県春日部市武里団地居住者の皆さんを対象とした事業です。

                          ※事業に関するお問い合わせは主催の一般社団法人日本健康麻将協会までお願いします。