健康マージャンで元気な97歳!健康の秘訣とは!

敬老の日と健康マージャン

 今年も敬老の日が終わりました。
 今から35年以上前、敬老の日に高齢者の方々を対象として、勝ち負けに拘らずマージャン通じてとにかく楽しく遊ぶことを目的として「賭けない・吸わない・飲まない」マージャンのイベントがスタートしました。
 その雀荘の経営者だったのが田嶋智裕さん(故人・当協会初代理事長)このイベントがとても好評で、通常開催をするようになり、後に健康マージャンいう名前が生まれ、1988年には「健康マージャンを通じて社会福祉に貢献すること」を目的とした日本健康麻将協会が設立することとなるのです。
 そこには雀荘の昼間の有効活用という視点もありましたが、それを上回る魅力がマージャンにはあったというべきでしょう、それから健康マージャンは、2000年にスタートした自治体との協働事業、2007年に厚生労働省と各都道府県、政令指定都市などが主催する全国健康福祉祭(通称ねんりんピック)における正式種目化などを経て、まさにすさまじい勢いで全国に広がっていくこととなったのです。
 

健康マージャンでいきいき元気な97歳!健康の秘訣を伺いました!

 さて、当協会にとってそんな特別な意味をもつ敬老の日を記念して、今回は皆さんに素晴らしいニュースをお届けします。
 当協会埼玉越谷支部の越谷ジャンの支部長から支部設立20周年を前にして、設立から20年通っているとても元気な高齢の方がいるという話を受けて、事務局から取材に伺いました。
 そこでお会いしたのが坂元幸子さん(写真左)。大変驚いたことに坂元さんは大正11年9月3日生まれの97歳だというのです!とても元気でしゃきしゃきと歩き、会話、立ち振る舞いからもとても97歳には感じられない方なのです。坂元さんは、当然のように自分で会場に通われており、2年前から一緒に健康マージャンに通ってらっしゃる娘さんの南雅子さん(写真右)と一緒にお話を伺いました。
 健康マージャンに週に三日、4、5年前(90代から!)から運動のために始めた女性専用ジムには週二日通うという坂元さん。子どもの頃からお父さんに教わったマージャンをたしなみ、三宮のお住まいが阪神大震災によって全壊、娘さんの住む埼玉に引っ越されることとなったそうなのですが、その間もずっと健康マージャンを楽しんでこられたそうです。坂元さんは越谷ジャンの関支部長夫妻が作る健康マージャンの雰囲気がとても好きで、いつ来ても遊べることを、とてもありがたいと仰っていました。
 坂元さんの普段の生活や考えていることを伺うと、まるで健康長寿の教科書のようでした。
 1.定期的に運動をする
 2.後悔・杞憂はしない(お父様の教え「善処する」)
 3.朝起きたら化粧をする(いつでも外に出れる)
 4.外出のお誘いがあれば、まずは受ける
 5.何でも一人で食事を楽しむ
   (ハンバーガー屋、牛丼屋、天丼屋も一人で行く)
 6.洋服を買って自分で丈を直す
 7.毎日家計簿をつける
 など、すべてをここで書ききれませんが、全く頭が下がる思いです。
 話の終盤、最近困ったことはありますか、と伺ったところ、しばらく考えられ
 「年の割に元気に見えるんでしょうね」
 「電車で誰も席を譲ってくれないんですよね(笑)」
 とても納得して、思わず笑ってしまいました。
 坂元さん、あなたは健康マージャンに通う皆さん、いや高齢者の方々にとって希望の光だと思います。
 どうか、いつまでもお元気でいてください!