福岡県飯塚市長・副市長への書簡

日本健康麻将協会より福岡県飯塚市長・副市長へ書簡を送る


 近日、新聞、ニュース番組などで世間を賑わせている件に関して、当協会田邊会長が飯塚市長・副市長宛に書簡を送りました。
 その内容を転記します。

 

飯塚市
 斉藤守史 市長
 
田中秀哲 副市長

  最近、市長、副市長が平日昼間に賭けマージャンを楽しんでいたという件は新聞などで拝見しております。
 12月27日の毎日新聞によると「賭け事は1円たりともしてはいけない。誤解を招く発言だ。」と謝罪をされたということでした。
 
しかし、私共が22日の記者会見を聞いて残念でならなかったのは、今回謝罪会見では触れられていない点でした。

 「(賭けマージャンをやっていたのか?という記者の質問に)当然やるからにはそうですね」(市長)
 
「(記者に質問して)金を賭けずにマージャンをする人が世の中に何%いるのか」(市長)
 
「もし、それ(賭け)がないというときにどれくらいのマージャン人口が減るだろうか」(市長)
 
「何も(賭け)ないと面白くない」(副市長)

 
当協会は1988年に設立して以来、主に高齢者の皆さんに「賭けない・飲まない・吸わない」健康的な頭脳スポーツとしての健康マージャンの普及活動を行ってまいりました。現在では年間のべ10万人以上の皆さんが全国で健康マージャンを楽しんでいらっしゃいます。
 
また、これらの活動により、2000年ごろから各自治体では健康マージャンを扱った高齢者福祉事業、介護予防事業が増え、東京都品川区においては区の主催で区民の高齢者人口の約1%が参加する健康マージャン事業も行われています。
 
さらに、厚生労働省および開催地の都道府県・政令指定都市が主催する全国健康福祉祭「ねんりんピック」では2007年より正式種目として健康マージャンが取り入れられました。
 
この正式種目化に至る過程の「ねんりんピックふくおか2005」では、当協会は協賛イベントとして、福岡県の皆さんを中心とした100名の健康マージャンファンが集う「第2回いきいき健康マージャン交流大会」を福岡市のエルガーラホールにて開催しました。
 
当協会は、このイベントを通して福岡県の皆さんにも健康マージャンの意義をご理解いただけた、これからは、福岡の高齢者の皆さんの健康寿命の延伸に寄与できる健康的な頭脳スポーツとしての健康マージャンが広がって行くことだろうと希望と期待を胸に邁進していたところでした。
 そんな中、斉藤市長、田中副市長の発言を耳にし、大変残念に思っております。

 健全な頭脳スポーツとしてのマージャンは確かに存在しています。
 また、全国で高齢者を中心とした皆さんの福祉に大きく寄与しています。

 ご公務などご多用な中と思いますが、この点について市長、副市長に十分なご理解をいたきだいと望みます。

2016年12月吉日
一般社団法人日本健康麻将協会
会長 田邊 惠三